葉山にグルテンフリー菓子専門店「そかろスイーツ!」 季節感大切に
葉山の御用邸そばの住宅街に12月6日、グルテンフリーの菓子専門店「zocalo(そかろ) sweets(スイーツ)!」(葉山町一色)がオープンした。(逗子葉山経済新聞) 【写真】クリスマスの頃から販売する嘉山農園のイチゴタルト(提供=関慎子さん) 小さい頃からアレルギーに悩んでいた店主の関慎子さんは「10年ほど前にグルテンフリーという言葉を知り、小麦粉製品をやめてみたら体調が良くなったという私自身の体験がきっかけ。その後、子どもの誕生会を準備する時に、アレルギーがある子どもでも食べられるお菓子を探したが満足できるものがなかったので、自分で作り始めた。グルテンフリー、ビーガンスイーツの専門店で修業し、レシピ開発をしながらイベントなどに出店していた」と話す。 小麦、卵、乳製品、白砂糖などを使わず、新潟県産の米粉で生地を作り、葉山や横須賀の農家に足を運び、季節の果物や野菜を仕入れている。常時提供している商品は、ケーキ(520円~)、ミニマフィン(200円)、アメリカンクッキーなど。ホールケーキも予約注文できる。 現在の一番人気は「キャロットケーキ」(530円)で、エディブルフラワーをトッピングしている。「グルテンフリーというと地味な色合いが多いので華やかさを工夫している」と関さん。クリスマスの頃からは横須賀の嘉山農園産イチゴを使ったタルトが並ぶ。 店は自宅1階の1間を改装した。近隣の知り合いは環境に配慮し、弁当箱など容器を持って買いに来るという。「イベント出店は新しい方との出会いも多く楽しいが、自宅で作って自宅に買いに来てもらえることで、商品を作ったり研究する時間が今までよりしっかり取れるようになった。クリーム一つにしてももっと理想に近づけたいので店を持てて良かった」という関さんは「たくさんの人に食べてもらいたいが、特にアレルギーがあってもみんなで食べられるお菓子を探している人に喜んでもらえたら」と利用を呼びかける。 営業は火曜・金曜・土曜の11時~17時。
みんなの経済新聞ネットワーク