「ブックオフ」24店舗で架空買い取りなど不正 不適切計上約7000万円分確認
中古品買い取り販売大手の「ブックオフグループホールディングス」は子会社が運営する国内の24店舗で従業員が架空の買い取りによる現金着服などの不正を行い、それらを隠すために行った不適切な計上がおよそ7000万円分確認されたと発表しました。 ブックオフグループホールディングスは、ことし6月、子会社が運営する複数店舗において、従業員による架空買い取りや在庫の不適切な計上、現金の不正取得の可能性があるとして、特別調査委員会を設置して調査を進めてきました。 その結果、国内の24店舗で、従業員が実態のない取引をシステムに記録したり、買い取りの単価や数を水増ししたりして現金を着服したほか、それらを隠すために在庫の不適切な計上を行っていたことが発覚したということです。 この不適切な計上は、およそ7000万円にのぼり、特別調査委員会は、詳細な事実確認と発生原因の分析を行うほか、今後、対象を全従業員に広げてアンケートなどを行い、他にも同様の不正がないか調べることにしています。