大阪府内各地で風雪注意報・通天閣の光の天気予報では下半分が雪を表すレアな「ピンク色」に点灯
30日の近畿地方は、各地で強い風が吹き、前日に比べて気温も下がってきた。同日夜には大阪市内で雪もちらつくなどし、大阪管区気象台によると、大阪市内で午後8時現在、風雪、雷、波浪の各注意報が出されるなど、府内各地で同様の注意報が出されている。 【拡大写真】通天閣「光の天気予報」の専用端末(2014年撮影)
同気象台によると、あす31日の大阪府は、強い冬型の気圧配置が続くため、未明は雪が降り、夕方まで雷を伴う所がある見込みだという。 31日の天気予報が曇一時雪だったことから、大阪市浪速区の「通天閣」のてっぺんにある大阪府を対象とした「光の天気予報」で、上半分が曇りは「オレンジ」に、下半分が「ピンク色」に点灯した。大阪府内では天気予報で「雪」が出ることは少なく、なかなか見られない色が点灯した。
通天閣を運営する観光によると「光の天気予報」は1979年に始まり、日本気象協会関西支社の職員が同支社と通天閣をつなぐ専用回線をつかって、端末を操作し点灯させている。 天気予報を表す色は、晴れは「白色」、曇りは「オレンジ色」、雨は「青色」で点灯。晴れ時々曇りなどの天気は、上半分が白色、下半分がオレンジ色に点灯するという仕組みになっている。ただ、大阪府内での雪の予報は少なく、関係者も「ひと冬にあるかないかですね」と話している。
大阪管区気象台によると、あす31日の大阪府内の朝の予想最低気温は1度。日中の予想最高気温は7度となっており「大阪府内では風雪や大雪、高波、落雷に注意してください」と呼びかけている。