【四日市競輪】新山響平が2年ぶりの優勝!「これで取りこぼしたら次はないと思った」~G3泗水杯争奪戦
四日市競輪開設73周年記念G3「泗水杯争奪戦」決勝(優勝賞金520万円)は最終日の10日、準決勝を突破した9選手によって最終第12Rで争われた。 新山響平(31)=青森・107期=が打鐘手前から仕掛けた中野慎詞を追走し番手をキープ。寺崎浩平のまくりを引き付け、最終3角から番手まくりで快勝した。新山の優勝は、2022年11月のG1小倉競輪祭以来で、今年初。G3は2020年3月玉野以来、通算5度目の制覇となった。新山の次回出走予定は19日から小倉競輪場で開催されるG1競輪祭。2着には寺崎、佐藤慎太郎が3着に入った。 S級決勝は伊藤旭がスタートを決め、井上昌己―柴崎淳―中野慎詞―新山響平―佐藤慎太郎―大森慶一―寺崎浩平―三谷将太で並び、周回を繰り返す。青板手前から寺崎が上昇し、中野は引いて6番手。打鐘前から中野がピッチを上げ先制した。大森は遅れて、寺崎がさばいて4番手をキープ。伊藤は後方に置かれた。最終2角か寺崎がまくり、番手で引き付けた新山が3角から発進して後続を振り切った。 新山響平「(S班の)赤いパンツを履いて優勝がないと恥ずかしいですね。2年ぶりの優勝でめちゃくちゃホッとしました。まずは前を任せた中野君、後ろを回ってくれた佐藤慎太郎さん、大森慶一さんのおかげで、感謝、感謝です。自分はスタートが遅くて前を取れずに迷惑をかけてしまったけど、中野君が落ち着いて走ってくれた。(寺崎が外並走で)少し迷ったところもあったようだが、引いて立て直してくれた。最終2コーナーで少し緩んで来たけど、寺崎君もきついだろうと思い、待って3コーナーから行った。これで取りこぼしたら次はないと思いました。 久しぶりのナイターでいつもは体を動かさない時間帯。そこで4日間しっかり合わせられたのは良かったですし、次の競輪祭に向けても大きかった。賞金は加算できましたけど、すぐに逆転されますし、そこは考えずに競輪祭を優勝できるようにしていきたい。久しぶりの優勝で実感がないです。う~ん。お待たせしましたっ、て感じですかね。これでスッキリした気分で競輪祭を走れるし、ラインに恩返しもしたい。全然仕上げてきていないし、ここからまた短期間ですけど、少し追い込む時間をつくって競輪祭に向かいたいです」
報知新聞社