仕組み債のエグい組成業者に「製造物責任」を問え
金融庁のモニタリングに証券会社や銀行からは悲鳴も上がるが…(写真はイメージです)
仕組み債を巡る報道が過熱する一方である。 「●●銀行が販売停止」「▲▲証券が販売停止を検討中」等々、いまや何が問題なのかを掘り下げないまま、販売会社の固有名詞を並べている。あたかも「仕組み債祭り」である。 「オプション搭載型のハイリスク証券」と呼ぶべき仕組み債の問題には、二つの側面がある。ひとつは販売面での問題だ。ここにもメディアが書き立てる内容以上に罪深い要素があるのだが、本稿では、ほとんど報じられない組成プロセスについて掘り下げておきたい。
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浪川攻