【F1】「角田裕毅がフェルスタッペンと組む」英メディアが最新状況で来季昇格を予想
F1のRBに所属する角田裕毅(24)が、親チームのレッドブル昇格に近づいたとの観測が高まっている。 角田は3日(日本時間4日)に行われたブラジル・グランプリ(GP)決勝で、7位入賞を果たした。3番手スタートから表彰台も狙える快走だったが、セーフティーカー(SC)導入のタイミングに泣かされて自身初の快挙は消滅。それでも雨天で大荒れの展開の中で、強烈なインパクトを残した。 衝撃的な走りを受けて、英メディア「GPファンズ」は「角田裕毅がフェルスタッペンと組む」と報道。レッドブルではセルジオ・ペレスの不振が深刻な中で、来季や早ければ今季残りレースでのドライバーが検討されており、姉妹チームであるRBの角田とリアム・ローソンの昇格が有力候補となっている。 そうした中で、角田優勢との機運が高まっており、同メディアはF1の著名評論家シミー・ハネフィン・ドナルドソン氏の見解を伝えた。 「メキシコ人選手(ペレス)の代わりとなる選手を巡る議論の中で、真剣に見落とされている選手が一人いる。角田裕毅だ。ローソンやフランコ・コラピントのことは忘れて、角田は〝レッドブルの男〟になれるかもしれない。この日本人スターは今シーズンすでにダニエル・リカルドを退けており、日曜日のブラジルでは素晴らしいパフォーマンスを見せた」と、その実力が王者レッドブルにふさわしいと断言する。 「予選で自らの車を2列目に並べることができたという事実は、本当に印象的だった。クリスチャン・ホーナー代表、ヘルムート・マルコ博士、そしてレッドブルの意思決定者たちは、もはやこのジュニアスターを無視することはできない」とドナルドソン氏は強調。そしてこう結論付けた。 「少なくとも、角田は2025年に3度のチャンピオンに輝いたドライバーと並んでレースに出場する資格がある。特に、チームがレッドブル以外のドライバーと結び付けられている状況ではなおさらだ」と昇格の可能性が高まっているとの見解を示した。 ブラジルGPの衝撃走で、角田が王者のシートを一気にたぐり寄せたのか。今後の動向に期待が高まる。
東スポWEB