約500湯をまわって<温泉><グルメ>どちらも満足した旅館とは。好きなのは源泉温度が高い鉄輪・小浜などで食べられる料理で…
◆「温泉を使った」グルメを紹介! 温泉を使ったグルメを目的にする手もあります。 私が好きなのは、源泉温度が高い温泉地でしか味わえない「地獄蒸し」。温泉の湯気で食材を蒸したシンプルな料理で、別府・鉄輪温泉や、長崎・小浜温泉で食べられます。 長野・野沢温泉では、温泉で野菜をゆでることができます。 野沢菜をゆでていたおばあちゃんに「食べる?」といただいた一口がとにかくめちゃくちゃおいしかった。シャッキシャキでじゅわじゅわ。 訪れた際にはぜひ、近くで野菜を買って試してみてほしいです。 和歌山・湯の峰温泉や兵庫・湯村温泉では、自分で温泉卵をゆでて、その場で食べられます。楽しいしおいしい。熱い温泉が湧くところだけで出会える絶品です。 その他、宿によっては「温泉水で炊いたお米」を出すところもあれば、街中のパン屋で「温泉水で焼いたパン」を売っているところも。 温泉地ならではのグルメを目的にしてもいいかもしれません。
◆旅館のゴハンの良さを見分けるには? 山奥のすばらしい温泉を持つ宿で、目新しい地産品を使わずともおいしい夕食がいただけたところ、もちろんあります。 心に残っているのは、青森・蔦温泉。 一泊1万円台で泊まれるにもかかわらず、どの料理も丁寧に作られていて、最初から最後までおいしい。彩りや盛り付けもすばらしく、大好きな旅館になりました。 旅館のゴハンのおいしい/そうでもないの見分け方は、やはりクチコミで情報収集するのが一番近道だと思います。 総合評価だけでなく、料理の★の数も確認し、なるべく1年以内の投稿を参考にしたいところ。 あと、公式サイトに「料理」の紹介ページがない旅館は、気をつけたほうがいいかもしれません。 ※本稿は、『女ひとり温泉をサイコーにする53の方法』(幻冬舎)の一部を再編集したものです。
永井千晴
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