国内ユニクロ事業のEC売上高は1369億円で2.3%増、EC化率は14.7%。ジーユー事業は推定約383億円(2024年8月期)
ファーストリテイリングが10月10日に発表した2024年8月期連結決算によると、国内ユニクロ事業のEC売上高は前期比2.3%増の1369億円だった。実店舗を含む国内ユニクロ事業の売上は同4.7%増の9322億円で、EC化率は同0.3ポイント減の14.7%となった。
2024年8月期の国内ユニクロ事業によるEC売上高は、上半期が前年同期比6.3%減の743億円。通期売上高から上半期の売上実績を差し引くと、下半期のEC売上高は同15.1%増の626億円となった。 3月は気温が低く春物商品の販売が伸び悩んだが、それ以外は気候と商品需要がマッチし、ほぼ増収で推移したようだ。4月度の売上高は既存店とECで前年同月比18.9%増、直営店とECは同20.3%増。また、同8月度の売上高も既存店とECで同25.3%増、直営店とECでは同26.9%の増収となっている。 2024年8月期におけるジーユー事業の売上高は前期比6.6%増の3191億円。EC売上高は全体の約12%としており、前期比約8%増の約383億円だったと見られる。 ファーストリテイリングの全社売上高にあたる連結売上収益は前期比12.2%増となる3兆1038億3600万円、営業利益は同31.4%増の5009億400万円で、初めて売上収益が3兆円、営業利益で5000億円を突破した。純利益は同25.6%増の3719億9900万円。海外ユニクロ事業の売上収益は同19.1%増となる1兆7118億円。