今度はILLIT! なぜたった1ヵ月で、またK-POPアイドルの沼にハマってしまったのか? HYBEエコシステムをマーケティング視点で考えてみた
グローバルファンダムライフ・プラットフォーム「Weverse」でハマらせる
HYBEでは、YouTubeやSNS以外にもうひとつ、アーティストのコンテンツに接することができる場があります。それが、グローバルファンダムライフ・プラットフォームWeverse(ウィバース)です。
HYBEとNAVERが共同出資するWEVERSE CONPANYが運営するWeverseには、122のアーティストコミュニティがあり、1,000万の月間アクティブユーザーがいます。アーティストとファンが投稿を通じて交流できるコミュニティのほか、有料コンテンツやメンバーシップ限定コンテンツを提供しています。 各アーティストコミュニティには5つのカテゴリがあり、コンテンツは以下のとおりです。 ・Feed:ファンからの投稿 ・Artist:アーティストからの投稿 ・Media:アーティストの動画や写真 ・LIVE:Weverseでライブ配信した動画 ・Shop:CDやグッズなどが購入でき、ファンクラブに入会できる こうしたメニューはすべて、コミュニティに入らないとアクセスすることはできません。コミュニティに入るのは無料です。 私はすでに、BTSの推し活の一環でWeverseアプリをダウンロード済みでしたし、使い勝手も分かっている上に、どのようなコンテンツが見られそうか想像できたので、迷わずILLITのコミュニティに入りました。 ILLITの「Artist」を見ると、本人たちの投稿はデビュー前から始まっており、「デビューまで、あと◯日!」という投稿や、デビュー後に初めて音楽番組に出演したあとの投稿など、リアルタイムにアーティスト本人たちが発信しているログを見ることができ、私の中に「がんばれ!」という気持ちが溢れました。 溢れてしまった気持ちを抑えきれず、その勢いで、「Media」から「R U Next?」を初回から見ることにしました。 22名の練習生が切磋琢磨する姿、ラウンドごとのパフォーマンスを観ながら、ILLITになった5名がどんなパフォーマンスをしていたのかを追っていきました。パフォーマンスごとにFanCam(推しメンバーだけを映した動画)が用意されているので、追いやすくなっているのもさすがです。FanCamは、K-POPではあって当たり前のものになっているのかもしれません。 「R U Next?」はYouTubeにもアップされているのですが、Weverseの方がきちんとキュレーションされていて、ILLITのファンに対してユーザーフレンドリーだと感じます。沼にハマらせる方法をよくわかっていらっしゃるなと思いました。