ポール・ゴールドシュミット

　ヤンキースがカージナルスからFAになったポール・ゴールドシュミット内野手（37）と単年1250万ドル（約19億5000万円）で合意した、と21日（日本時間22日）、大リーグ公式サイトなど、複数の米メディアが伝えた。 【写真】ゴールドシュミット×ジャッジ胸熱がっちり握手！2022年MVP’S→25年はチームメートに 　ゴールドシュミットは強打堅守のベテラン一塁手。11年にダイヤモンドバックスでメジャーデビューし、19年にカージナルスへ移籍した。14年の通算成績は1928試合、打率・289、362本塁打、1187打点、169盗塁、OPS・892。22年に打率・317、35本塁打、115打点OPS・981でMVP、13年に本塁打と打点の二冠を獲得したほか、ゴールドグラブ4回、球宴7回など、輝かしい実績を持つメジャーを代表する選手だ。 　5年1億3000万ドル（約201億5000万円）の契約最終年だった今季は154試合に出場し、打率・245、22本塁打、65打点、OPS・716だった。 　米報道によると、ヤンキースは自軍からFAになったフアン・ソト外野手に16年7億6000万ドル（約117億8000万円）を提示したが、同外野手はメッツとスポーツ史上最大規模の15年7億6500万ドル（約1185億円）で合意し、引き留めに失敗。打線の大きな柱を失ったが、カブスとのトレードで19年MVPのコディ・ベリンジャー外野手を獲得して打線の強化に成功した。また、投手陣はブレーブスからFAになった先発左腕マックス・フリードと8年2億1800万ドル（約338億円）で合意し、ブルワーズとのトレードで抑えのデビン・ウイリアムズ投手をゲットした。 　ゴールドシュミットの加入により、ヤンキースはアーロン・ジャッジ（22、24年）、ジャンカルロ・スタントン（17年）、ベリンジャー（19年）の3人と合わせ、MVPカルテットが結成される。今年のワールドシリーズでドジャースに惨敗したチームが09年以来、16年ぶりの頂点を目指し、怒とうの補強を展開している。