全国店舗に相談員も 担当者に聞く「ゲオスマホ」の魅力
レンタル事業などを手がけるゲオホールディングス(本社:愛知県名古屋市)はこのほど、NTTコミュニケーションズとともにスマートフォンサービス「ゲオスマホ」をスタートさせた。SIMと新品・中古スマホを自由に組合せて販売する。NTTコミュニケーションズは通信サービス「OCN モバイル ONE」を提供し、MVNO市場をけん引している。
通信事業と中古携帯販売でのノウハウ活かす
近年、楽天モバイルやNifMo(ニフモ)など、端末とSIMカードをセット販売している企業は急増中で、そのサービス内容も多様化している。人気の新品端末を多く扱う企業や、安定した通信速度が強みの企業、価格重視のプランを揃えるなど特徴はさまざま。またシニア層に特化したサービスを展開し、差別化を図る業者もある。 ゲオでは09年7月から中古携帯端末を扱っており、14年度は年間約30万台を販売。昨年4月からはSIMカードの販売にも力を注ぐ。この「ゲオスマホ」は既存の中古端末のほか、新たに新品のSIMフリー端末であるfreetel(フリーテル)製「priori2」、HUAWEI(ファーウェイ)製「G620S」の2機種から端末を選ぶ仕組み。SIMカードは「ゲオ×OCN SIM」の「音声通話付きタイプ」「SMS対応タイプ」、もしくはデータ通信専用の「通信SIMタイプ」からチョイスできる。 ゲオモバイル運営部の藤巻さんによると、「ことしの5月にはSIMロック解除の義務化が始まりますが、お客様はさまざまな制約から自由になる反面、戸惑いを感じられる方も多くいらっしゃると思います。ゲオでは10年以上、通信事業と中古携帯販売に携わっており、お客様に合った端末やサービスの提案をしてきました。『ゲオスマホ』はその蓄積したノウハウを活かし、お客様の不安を解消しながら適切なサービスを提案できると考えています」と話す。
全国50店舗に「スマホ相談員」
多様化するニーズに応えるため、中古端末売買やSIMに関する知識をもったスマホ相談員を、全国50店舗の「ゲオモバイル」に配備した(対応店舗は順次拡大予定とのこと)。端末の下取りから購入までワンストップ型のサービスなのも、購入側にとっては分かりやすい。 藤巻さんによると「最近では高リテラシーのお客様以外にも、お子様用に持たせたい親御様や、法人用などの問い合わせも増えています。中古端末業界初の『割賦販売』もスタートし、中古iPhoneなどの人気端末も購入しやすくなっていますよ。「ゲオ×OCN SIM」の契約特典として、全国のゲオで利用できる毎月100円割引クーポンも配信しています」とのこと。 SIMの即日受け渡しが行える店舗は、夏までに全国10店舗に展開予定。ゲオスマホの対応店舗についても随時拡大する予定だ。 月額料金は「3GB/月コース」が、音声通話付きで月額1800円、データ通信専用では月額1100円ほか。