ウィザーズの再建に意気込むクーズマ。長年向き合うトレードの噂に持論「NBAではウェンバンヤマを除いて誰もがトレードされる可能性がある」<DUNKSHOOT>
現地時間10月6日、米スポーツ専門メディア『The Athletic』に、ワシントン・ウィザーズのカイル・クーズマのインタビューが公開された。 【動画】低迷するウィザーズを救えるか?クーズマの昨季好プレー集 ウィザーズ在籍3年目の昨季、クーズマはキャリアハイの平均22.2点、4.2アシストに6.6リバウンドを残し、チームのトップスコアラーを務めた。 だがウィザーズはイースタン・カンファレンス14位の15勝67敗(勝率18.3%)、フランチャイズ史上ワーストの戦績に低迷。指揮官のウェス・アンセルドJr. ヘッドコーチ(HC)がシーズン途中に退任し、アシスタントコーチのブライアン・キーフが暫定HCを務めた。 チームはオフにキーフを指揮官へと昇格させ、ドラフト全体2位で有望ビッグマンのアレックス・サーを指名。ほかにもコンボガードのマルコム・ブログドンやベテランセンターのヨナス・ヴァランチュナスを獲得するなど、戦力アップを図っている。 今季はジョーダン・プールとビラル・クリバリーがバックコート、クーズマとサー、ヴァランチュナスでフロントコートを形成するウィザーズだが、クーズマはチームの現状をこう語っていた。 「正しい方向へ向かっていると思う。グループとしての自分たちの立ち位置を理解しているから、僕は楽観的なんだ。フロントオフィスは、このチームは再建のスタート地点にいるんだと数週間前に話していたよ」 直近6シーズンでウィザーズがプレーオフへと駒を進めたのは2020-21シーズンのみ。イーストは昨季覇者ボストン・セルティックスを筆頭に、ニューヨーク・ニックスやフィラデルフィア・セブンティシクサーズ、ミルウォーキー・バックスなど強豪がひしめいており、プレーオフへ返り咲くまでの道のりは険しい。 そうしたなか、今季向上しようとしている部分を聞かれた29歳のフォワードは「プレーメーキングだね。チームのみんなを高めることが一番重要なんだ。コートに立ってゲームの流れを読んだり、周囲の選手たちを絡めていくことこそが、自分の残りのキャリアで役立つことなんだ」と回答。 今季でキャリア8年目のクーズマにとって、トレードに関する噂はシーズン中から絶えず、今後もつきまとうことが予想されるが、当の本人はあまり気にしていないようだ。
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