東京マラソン2020 招待選手会見(全文1)神様の許しがあれば勝つ
去年のレースをどう振り返るのか
司会:これ、アガ選手、去年の映像なんですけれども、去年のレース、アガ選手、どのように振り返りますか。去年は2時間20分40秒ですね。2時間20分40秒で、あの雨の厳しいコンディションの中、優勝したアガ選手が連覇を狙うということになります。女子で複数回優勝しているのはお隣にいるディババ選手だけということになりますが。 アガ:昨年のレースですが、雨が降っていまして大変気象状況の厳しいものでした。しかし、やってきたトレーニングは良かったため、勝つことができました。今年は気象条件が良いだろうと思われます。ですから、さらに良い結果が出せるだろうと期待しています。 司会:確かに早野さん、今の天気予報では雨というのはどうやらなさそうですし。 早野:曇りのち晴れみたいな。気温が7度ぐらいですかね、スタート前後は。 司会:去年より強いアガ選手がひょっとしたらあさって、東京のコースで披露されるかもしれません。そして、ディババ選手は過去2回、東京を勝っているわけなので、やはり東京にはいい印象を持たれているということでよろしいんでしょうかね。東京へのコースの、東京の印象を聞かせてもらえますか。 ディババ:ありがとうございます。東京は何度も来たことがあります。優勝したことが2回ありますし、2位になったことも2回あります。ですから大変好きなコースです。このコースは私に適したものです。それからコースの変更もあって、より良くなりました。ですからとても好きなコースです。どうもありがとうございました。 司会:2年ぶりの東京参戦、6回目のレースということで、早野さん、知り尽くしたコースになりますよね、ディババ選手の中では。
五輪開催国のレースには特別な気持ちが湧くか
早野:新しいコースになって、しかも昨年、19年に自己新の18分台を出しているという、非常に強力なライバルになるんじゃないかと思います。 司会:なりますね。アガ選手とディババ選手のこの対決というのは非常に楽しみになりますが、一方、アイヤベイ選手、名古屋ではおなじみのランナーとなりましたけれども、東京についてはどういう気持ちを持ってらっしゃるか、あらためて聞かせてもらってよろしいですか。 アイヤベイ:Because this is my second major marathon, I would like to deliver something that I will remember Tokyo for. 司会:いや、早野さん、メジャーレースというのはやっぱり選手を引き付けるんでしょうね。 早野:そうですね。もうほとんどの選手はメジャーはどこか走ったことがあるでしょうし、昨年はルティ・アガ選手もニューヨークを走っているのを見たりしましたが。 司会:その辺り、やっぱり思いがあるんでしょうね。アイヤベイ選手はどのレースも常に表彰台でトップにいるんですけれども、やはりマラソンにはある程度、ある程度というか、自信を持ってらっしゃるんですよね。アイヤベイ選手、その辺りどうですか。常に表彰台ではどのレースも上のほうにいるんですけれども。 アイヤベイ:I am very confident, because the training that I have done is good. I am sure that everything will go well. 司会:全部うまくいくと思っているというふうに、早野さん、話していますが。 早野:いや、すごいですね。 司会:期待されますね。 早野:はい。 司会:さあ、そしてサルピーター選手、東京オリンピック出場権を、確認ですが、持ってらっしゃるということでよろしいんですよね、まずは。 サルピーター:Yes. 司会:マラソンで出るということですか。 サルピーター:I'm not quite sure, but after Sunday I will give my answer. 司会:となると、次の東京が、ある程度、自分がどの道をいくかの1つ、試金石になるということでしょうか。 サルピーター:Yeah, because for me, it's a competitive place, and the ladies here, their time is much better than me, so I want also to do better. Then I will see. Because in Tokyo Olympic, it's not that easy, because the field also, Tokyo and Kenya, their field is tough. It's not that easy. For me the time will matter on Sunday. 司会:やはりオリンピックが開かれる国で戦うレースというのは特別な気持ちが湧き上がってきますか。 サルピーター:Yeah, it makes me excited, because when I will come in the summer, I will be more experienced about the country.