新潟レディースU-18稲垣遙主将「らしさ貫く」全日本U-18女子選手権に向け気合MAX
全日本U-18女子サッカー選手権が来年1月3日に大阪で開幕する。北信越代表のアルビレックス新潟レディースU-18は、1回戦で関東第4代表のノジマステラ神奈川相模原ドゥーエと対戦する。9月の練習中に負った右足腓骨(ひこつ)骨折から復帰した右DF稲垣遙主将(3年)は、「キックオフから自分たちらしさを貫き、必ず初戦を突破したい」と気合を入れる。 正確なキックとタッチライン際を激しく上下動する運動量が武器。攻守でシステムを変えるチームの核を担う。だが、全国出場を懸けた11月の北信越予選は右足骨折の影響でベンチ外。「みんなが連れてきてくれた全国の舞台。次は私の番。プレーで恩返しする」と誓っている。 最終学年の本年度は主将としてプレーと気配りでチームを引っ張ってきた。3年生は4人と少なく、スタメンには1、2年生が並ぶが「頼もしい選手がそろっている」と自信を示す。得点源は背番号10を背負うFW菊池咲那とDF登坂夢愛(ともに2年)。スピード豊かにゴールに迫る2人への配球を繰り返す右サイドバックは、「ウチの強みはチームワーク。互いの良さを引き合い出しながら勝ち上がりたい」と上位進出を宣言した。【小林忠】 ◆稲垣遙(いながき・はるか)2007年(平19)1月7日生まれ、新潟市出身。南万代フットボールクラブ(女池小)-新潟レディースU-15(鳥屋野中)-同U-18(万代高)。160センチ。利き足は右。