白と黄色と破線と実線……はみ出してもいいのはドレ? 勘違いしている人も多い「道路の中央線」の種類と意味
道路の線の意味
道路には、白の実線・破線、黄色の実線・矢羽根型の表示など、さまざまな線があります。それぞれの意味は線の設置場所によって異なるため、同じ線でも意味が異なります。 【中央線】 ・白の実線:道路の右側にはみ出して通行してはならないことを特に示す必要がある道路に設ける場合 ・白の破線:白の実線以外の場所に中央線を設ける場合の線 ・黄色の実線:追越しのための右側部分はみ出し通行禁止 【車線境界線(片側に複数の車線がある道路)】 ・白の実線と白の破線:4車線以上の道路の区間内の車線の境界であること ・黄色の実線:進路変更禁止 ・黄色の矢羽根型の表示:進路変更禁止の注意喚起表示
原則に従って走行するのが基本
基本的にクルマは中央線より左側の部分を通行しなければなりません。ときどき車線を跨いで走行したり線を踏んだりしながら走行しているクルマを見かけることがありますが、このような行為は交通違反です。また、ほかの交通の迷惑になったり、事故を誘発させたりする可能性がある危険な行為であるため、むやみに線を踏んだり跨いだりしないようにしましょう。 今回は、知ってることの再確認として、警察庁が公開している情報を引用しながら解説しました。今一度、基本・原則に立ち返り、自分勝手な運転で他人に迷惑をかけないよう、自分自身の運転を見直すきっかけにしてみてください。
齊藤優太