家電量販店で「値札」を撮影したら店員さんに注意されました…撮影前にスタッフに声をかければ「マナー違反」にはならないでしょうか?
家電量販店を利用する人の中には、他店との価格比較のために値札の写真を撮影している人がいるかもしれません。その中で店員から注意を受け、マナー違反なのか気になる人もいるでしょう。 今回は家電量販店で値札を写真撮影する行為がマナー違反なのかをご紹介します。あわせて、写真撮影が禁止されている理由についてもまとめました。
家電量販店で値札を写真撮影するのはマナー違反?
家電量販店で値札を写真撮影する行為は、店舗によって可否が異なるようです。そのため、一概にマナー違反と断言できるわけではありません。実際に、店舗内の写真撮影を問題ないとしている家電量販店もあります。 ただし、家電量販店の中には「店内の写真撮影禁止」のルールを設けている場合もあるようです。もし該当のルールが掲示されている場合は、値札を写真撮影するのは控えた方がよいでしょう。 明確にルールが掲示されていなくても、店舗スタッフに注意されてしまうケースもあるようです。どうしても価格を比較するために撮影したいのであれば、店舗スタッフに事前確認をして、許可をもらえた場合のみにしておきましょう。 ■別のお客さんが写り込んでいる場合に配慮を求められるケースもある 家電量販店によっては、別のお客さんが写り込んでいる場合に配慮を求められるケースもあるようです。例えばモザイク加工をしたり、スタンプで顔を隠したりなどの対応があげられるでしょう。 そのままSNSなどに投稿してしまうと、トラブルになる可能性が考えられます。そのため、もし写っている写真をどこかに投稿する場合は、必ず対応してから掲載するようにしましょう。
家電量販店で値札の写真撮影を注意される理由
家電量販店で値札の写真撮影を注意される理由として、価格を他社に流出させないことが考えられます。他社に価格が流出してしまうと、価格競争が行われる原因になるため、両店舗の利益が減少する可能性があるのです。 公益財団法人 日本経済研究センターによると、価格競争をすることで、競合店が値下げした際に対抗できるため、顧客を奪われずに済むとのことです。 一方で、競合店は価格を下げたにも関わらず顧客の増加が期待できなくなるため、利益が減少してしまいます。ただし、価格競争に対抗した店舗も値下げをすることになるため、お互いの店舗が損をする仕組みになるのです。 そのため、他店舗で値下げを行わないように、値札の撮影を禁止して価格の流出を防ぐ目的があると考えられます。