「HPゲージがおかしい」…『ONE PIECE』規格外すぎる麦わらの一味の破天荒エピソード
大胆不敵、歴史に残る大事件…クルーたちは何をした?
『ONE PIECE』(作:尾田栄一郎)の主人公モンキー・D・ルフィには『ONE PIECE』の世界の住人や読者の度肝を抜くような行動が目立つ。またルフィだけでなく、その仲間である“麦わらの一味”のクルーたちにも、同じような破天荒さが見受けられる。 【写真】「めっちゃ魅力的」と反響…人気アナの『ONE PIECE』コスプレ姿 本記事では、今や“9人の大幹部”という肩書を持ったクルーたちの特筆すべき「大物エピソード」を紹介する。 まず紹介するのは、麦わらの一味の戦闘員でありルフィの右腕的存在であるロロノア・ゾロの大物エピソードだ。ゾロは一味のなかでもルフィに負けず劣らずの大胆不敵さと「異常ともいえるタフさ」を兼ね備えた人物である。 作中で、何度も瀕死の状態に陥っているゾロ。原作51話では世界一の剣豪ジュラキュール・ミホークに挑み敗北した。瀕死の大けがを負うものの、そのあとすぐにアーロンパークにて、タコの魚人・はっちゃん(通称ハチ)と死闘を繰り広げているのだ。 さらに原作485話では、自ら大けがを負いながらもバーソロミュー・くまからルフィを守るため、「ニキュニキュの実」の能力によって外にはじき出されたルフィの痛みと疲労を肩代わりした。その結果、ミホークとの戦いのときと同じく、いつ死んでもおかしくないような大けがを負うのだった。 そのほか、原作122話では足が固められた状態から脱出するために自らの脚を切ろうとする無鉄砲さ、さらには、知識もないのに麻酔も使わず傷を自ら縫合するなど、人間離れしたタフすぎるエピソードに事欠かない。そんなゾロの大胆不敵さにネット上では「ゾロのHPゲージはおかしい」「筋力も体力も頭もおかしい」など驚きのコメントがあふれている。 また、麦わらの一味の船大工・フランキーの大物エピソードもゾロの驚きエピソードに負けてはいない。 フランキーは、原作592話にてDr.ベガパンクが残した研究所に立ち入り、誤って自爆スイッチを押してしまう。爆発により研究所内に収められていた資料や研究作品など、世界的にも重要な宝といえるものがすべて燃えてしまい、この事件はのちに「バルジモアの悪夢」と呼ばれ世界中に知れ渡る大事件となった。 ネット上では「政府がバルジモアの悪夢の件を知ったらフランキーの賞金は軽く10億を超えるのではないか」というファンの声も挙がっている。ちなみにフランキーの年齢は36歳。一味のなかでは年長の部類に入るものの、その破天荒ぶりはルフィたち若者チームに遜色ないといえるだろう。 そして「ワノ国編」にてゾロやフランキーに負けず劣らずの大物エピソードを披露してくれたのは、麦わらの一味の考古学者ニコ・ロビンだ。 20年のあいだ闇の世界に潜り続けた彼女の得意技は「暗殺」で、麦わらの一味の中でも諜報活動を得意としている。 そんなロビンはワノ国で芸者に扮(ふん)し、圧政を強いる将軍・黒炭オロチの城に忍び込んで多数の情報を入手している。彼女が入手した情報は「決戦当日のオロチの起床時間、将軍行列が鬼ヶ島へ運ぶ貢ぎ品の内容、開宴時刻、カイドウの好物、手下の組織図、兵力まだ武器の数、およびオロチ軍の兵力と武器」など。その有能さにはオロチ側からのスパイとして正体を隠していたカン十郎も驚きの声をあげていた。 これほどの情報を手に入れたにもかかわらず、ロビンは納得いく働きができていないと思っているのか「フガイないわ……」と溜め息をつく。誰もができることではない至難の業をやってのけたのに、それでも自身を「フガイない」と嘆くロビンの「大物感」が表現されているワンシーンである。 このように麦わらの一味のクルーには、四皇の一角である船長ルフィの名に恥じない大物エピソードが存在している。今後の展開でも皆それぞれさらに大物へと成長し、読者の心を強く惹きつけ続けるだろう。これからも彼らの行動から目が離せない。
カキMONO.1