髙木vsササダンゴのワンマッチ興行が一転、矢野通vsササダンゴに。ササダンゴが敗れリベンジが“あの男”に託される【DDT】
ここで、帰ったはずの矢野がコスチュームで現れ、ササダンゴvs矢野に急きょ変更。矢野は次々にコーナーのマットをはがす。場外に転じると、矢野がササダンゴの両足をテーピングでグルグル巻きに。セコンドの手を借りて、ササダンゴがなんとかリングに戻ろうとするも、矢野がカウント19で止める。ササダンゴが「お前も新日本の看板しょってるなら、同じ状態でやってみろ」と挑発すると、矢野は自らの両足をテーピングで固定。2人はそのまま立ってエルボー、ショルダータックル合戦。矢野は急所打ちを狙うも、股が締まってるため決まらず。らちがあかないため、ハサミを取り出した矢野はササダンゴのテープを切る。ササダンゴがハサミを手にすると、矢野の髪を切ろうとする。レフェリーに止められると、ササダンゴはマスクを自ら脱いで矢野に被せてラリアット一閃。さらにササダンゴは垂直落下式リーマンショック2連発もカウントは2。3発目を狙うも、矢野が「正々堂々だろ。俺のを外してくれ」と懇願。ササダンゴは矢野のテーピングを切って、マスクを被り直す。矢野は「正々堂々やろう」と握手を交わすも、急所打ちからTシャツを脱いでササダンゴの頭に被せて視界を奪うと、スクールボーイで丸め込んで3カウントを奪った。 ササダンゴはベルトを外して、矢野に渡すと「あなたとリングでプロレスできて、本当に楽しかったです。今日は本当にありがとうございました」と礼を述べると、矢野は「ササダンゴさん、髙木大副社長、今日は呼んでもらって光栄です。このベルトは私には荷が重たい」として、ササダンゴにベルトを返して退場した。
髙木が「休養から明けたら、この続き、必ずやろう」と約束。ササダンゴが「新日本との全面対抗戦に私がDDTを代表して負けてしまったのは事実です」と言うと、髙木は「この借りはあいつが返してくれるだろう。あいつが真夏の祭典(G1 CLIMAX)で、俺たちの10年にわたる雪辱を晴らしてくれる」として、「G1」に参戦するKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)にリベンジを託した。 バックステージで髙木は「スーパー・ササダンゴ・マシン、いやマッスル坂井は天才だと思う。今日の興行、人件費ほぼかかってないから。ギャラもスタッフ代も。あいつはすごい。天才プロモーターだよ。いろんなものが浄化できたような気がします。今日はササダンゴに感謝したい。またこの続きはやろう」とサダンゴに賛辞。 ササダンゴは「100%の矢野通で来てくれたんだと思う。同世代で、この人にはかなわないと思う代表の選手。男色ディーノとか大家健とか、同世代のいろんなライバルがいるけど、彼は新日本という団体のなかで、ああいうスタイルを貫いてきて、リスペクトする存在。#大家帝国主催興行の時に矢野さんが一番怒っていたと聞いて、彼の視界に俺は入ってるんだなって思ったし、いつかこういう時が来るんじゃないかって思ってて。コロナの後、経営が大変な髙木さんを見て来たし。副社長になって、すっきりしたようなふりはしてるけど、実際、本人は悔しいと思うんです。経営者として悩んで苦しんで、組織をまとめる悩みとかあると思うけど、髙木さんにこういうプロレスの元気なところ、DDTのプロレスの新しい楽しみな可能性を、この景色を見てほしかったのはあります。最後は高木さんの笑顔がすべてだったんじゃないかなって思います。やりたいことはやりました」とコメントした。
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