【写真：Getty Images】

　サッカー日本代表は19日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選（3次予選）グループC第6節で中国代表と対戦し、3-1で勝利を収めた。これで3月に行われるバーレーン代表とのホーム戦で勝利を収めると、史上最速でW杯出場が確定する。日本代表を率いる森保一監督が試合後の会見で選手たちを称賛した。 　 【最新順位表】2026年ワールドカップ（W杯）アジア最終予選 　森保監督は、今回の中国代表戦について「厳しい戦いを覚悟した選手たちが、粘り強く結果を引き寄せた」と振り返った。また、セットプレーからの得点については「耐えるところは耐え、流れを掴むために全員がタフに戦い抜いてくれた」と選手たちを称賛している。 　中国代表側が意図的にピッチの幅を狭くしたが、それには「昨日の段階からピッチの幅が狭いということは把握していたので、そこに合わせてプレーするようにチーム全体で共有して試合に臨みました」と事前の準備が勝利に繋がったと語っている。 　また、森保監督は中国代表について「非常に中国の選手たちはポテンシャルもありますし、監督も非常にチームをまとめる力、選手の能力を引き出す力がある素晴らしいチームだと思っています」と敬意を表し、「中国の1点が最初の1点であれば結果は変わっていたかもしれない」とコメントした。 　今予選の初戦では7-0の大勝を収めた中国代表相手にアウェイでは苦戦を強いられていた。そのことについて、森保監督は「縦に速くゴールに向かうというところのアグレッシブさ、力強さが第1戦とは全く別次元のレベルになっていた」と評価。また、「監督が選手を引き出すマネジメントをしていけば自然と中国の強さは結果に反映されると思います」と、中国の今後のさらなる進化についても言及している。 　早くも3月にW杯出場が決まる可能性があるが、森保監督は次の試合でどんな手腕を見せてくれるのだろうか。 （取材：加藤健一【中国】　文・構成：編集部）