かっきー&ののちゃん、52歳差ユニット誕生 デビュー曲「もうじきたべられるぼく」ヒットの兆しにののちゃん「この歌はずっと歌っていきたい」
”小さな歌姫”ののちゃんこと村方乃々佳(6)とシンガー・ソングライターの「かっきー」こと柿島伸次(58)が結成したユニット「かっきー&ののちゃん」がこのほどテレビ東京系「歌のサンセット」(8日午後5時30分)の収録に東京都内で参加し、デビュー曲「もうじきたべられるぼく」を初歌唱した。52歳の”年の差ユニット”として話題の2人に話を聞いた。 (安﨑和司) デビュー曲は、同名タイトルの絵本のテーマソングとして制作された。作詞家もりちよこさんが作詞し、柿島が作・編曲を手がけ、9月25日に配信が始まった。 はせがわゆうじさんが書いた絵本「もうじきたべられるぼく」は、食べられる運命を受け入れた子牛が母親に会いにいくストーリー。2022年の刊行以降、切なくも悲しい物語が話題となり、絵本としては異例の25万部を突破するベストセラーとなっている。 絵本の世界を映し出す、デビュー曲の哀愁あふれるメロディーとユニゾンでの2人のやさしい歌声は、子どもたちやお年寄りにも人気を呼び、絵本とともに大ヒットの兆しを見せている。 レコーディング以来、「歌のサンセット」で初めて生デュエットを披露した村方は「緊張? 全然!」と笑いながら、柿島とともに「楽しかったね!」と声をそろえた。 2歳で童謡歌手としてデビュー。ソロアルバムも発売し、海外でもファンを増やす村方は「絵本は買って読みました。悲しいお話だけど、歌詞になった『いのち つながるよ』というところに感動しました。この歌はずっと歌っていきたい。私の代表曲に? それはまだ、決められないけど…」と言って笑わせた。 幼児音楽も手がけ、今回、関係者を介して村方とタッグを組んだ柿島は「ののちゃんの飾らない、無垢(むく)な声がこの曲にぴったりだと思います。ののちゃんは歌声が素晴らしいし、真っすぐで好奇心旺盛な女の子です」と52歳下の”相方”を絶賛。今後のユニットの活動には「『かっきー&ののちゃん』は走り出したばかりですが、一緒に2作目も作りたいです。2人で幼稚園や老人ホームでミニコンサートもできれば」と夢を膨らませた。 「お父さん!」と慕う柿島が掲げた活動プランに、村方も「それもいいかもね!」とノリノリだった。 好調なデュエットソングの追い風に乗って、10月30日からは村方のソロバージョンが配信されたほか、今月27日からは柿島のソロバージョンもアレンジを変えて配信される。
中日スポーツ