アートが楽しめる美しいホテル&旅館 10選
ヘリテージタワーの吹き抜けには、アルゼンチン出身のアーティスト、レアンドロ・エルリッヒがこの空間のために制作したインスタレーション《ライティング・パイプ》を設置。
レアンドロ・エルリッヒが初めて手掛けた"泊まれるアート作品"。《ライティング・パイプ》と呼応するように水道管が天井にまで張り巡らされた客室では、エルリッヒの世界観を存分に感じたい。 館内には他にも、ジャスパー・モリソンやミケーレ・デ・ルッキ、藤本壮介がデザインしたスペシャルルームも用意されているので、こちらも見逃せない。
オールデイダイニング「ザ・ラウンジ」には、写真の五木田智央のペインティング作品《The Demon of Jealousy》や、安東陽子によるタペストリーが展示されている。 白井屋ホテル 住所/ 群馬県前橋市本町2-2-15
クルックフィールズ コクーン / 千葉
食・農・自然の循環をテーマにしたファーム&パーク、クルックフィールズに誕生した、皆川明プロデュースによる宿泊施設。屋外空間に、草間彌生やカミーユ・アンロ、Chim↑Pom等による作品が点在する。
赤色と水玉モチーフが緑の中でひときわ強い存在感を放つ、草間彌生の作品《新たなる空間への道標》。敷地内には同じく草間による、太陽光が作品に射し込むことで出現する、「ミラールーム」の名で親しまれるインスタレーション《無限の鏡の間- 心の中の幻》も展示されている。
クルックフィールズ コクーン 住所/千葉県木更津市矢那2502-1
光の館 / 新潟
2000年に開催された第1回「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」のために、ジェームズ・タレルの作品としてつくられた宿泊施設。その中に滞在することで、伝統的な日本家屋に融合したタレルによる"光"を体感できる。
光ファイバーをほどこした浴室。夜は光に満たされ、湯船に身体を浸すことで"光"に触れることができる。朝になると、ガラス戸の先には木々が見え、戸を開け放てば森の中で入浴しているような気分を味わえる。
12.5畳の部屋「アウトサイドイン」。屋根がスライドし、ガラスなどの遮断物のない窓から、空が見える。日の入りと日の出の時間帯にはライトプログラムがあり、宿泊者は空の移ろいと間接照明の緩やかな光の変化を体験できる。 光の館 住所/新潟県十日町市上野2891