アートが楽しめる美しいホテル&旅館 10選
水の流れが岩にあたったしぶきが妖精になる様子を表した7体のニンフと、渓流を表したうねるようなラインが目を奪う暖炉「河神」。
星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル 住所/青森県十和田市奥瀬栃久保231
アートビオトープ那須 / 栃木
自然と融合するリゾートという二期倶楽部(1986年~2017年)の思想を受け継ぎ、2007年に二期倶楽部の創業 20周年を記念した文化施設として誕生。アートビオトープという名前は、アートをテーマに人々が集い、交感し合いコロニーを形成していく苗床となることを願ってつけられた。
スイートヴィラに宿泊するゲストのためのライブラリーラウンジの入り口に飾られた、現代美術家・陶芸家の近藤高弘による陶壁。イサム・ノグチが晩年に愛用したことで知られる、伊達冠石が風化して生まれる大蔵寂土を素材とした世界初の陶芸作品。
建築家の石上純也氏が手掛けたボタニカルガーデン「水庭」。自然そのままの森林のように見えるが、実際は綿密な設計をもとに318本の樹木と160個の池がモザイクのように配置されている。
アートビオトープ那須 住所/栃木県那須郡那須町高久乙道上2294-3
板室温泉 大黒屋 / 栃木
「保養とアート」をコンセプトとする宿。現代美術作家の菅 木志雄の作品のみを常時展示する倉庫美術館(要予約)を併設するほか、月替わりで本館のサロンスペースにて現代美術から現代陶芸までさまざまな作家による展覧会を企画している。
客室タイプのひとつ「松の館」のシングルルーム。黄土をふんだんに使用した壁面に、作品が映える。
倉庫美術館は、日本を代表する現代美術作家、菅 木志雄の作品を常時展示するスペースとして2008年に開館。1980年代から現在に至るまでの作品およそ250点が展示されている。大黒屋では、本美術館以外でも館内外の随所で菅の作品を楽しむことができる。 板室温泉 大黒屋 住所/栃木県那須塩原市板室856
白井屋ホテル / 群馬
300年もの歴史を持ちながら2008年に廃業した白井屋旅館が、アートホテルとして再生。全体の設計を藤本壮介が手がけ、世界中のクリエイターが賛同した。 旧白井屋を大胆にリノベーションした、写真のヘリテージタワーの外壁に設置されているのは、ローレンス・ウィナーによる作品。