健康志向の人にこそ知ってほしい! ヘルシーな食事に関する迷信7つ
迷信7:果物は糖分が多すぎる
近年の低糖質ブームの影響で、どうにかして砂糖を避けるべきだと信じている人は多い。これでは、果物に天然に含まれる糖分が入りこむ余地はほとんど残されない。とはいえジョンソンさんは、不要なものと一緒に大事なものを捨ててしまう前に、あらゆる形の砂糖を除外する風潮を見直すよう提案している。「果物に栄養が含まれることを忘れていませんか?」と彼女は疑問を投げかける。 果物は、抗酸化物質や植物性エストロゲン、抗炎症物質として機能するビタミンC、ビタミンE、βカロテンといった重要なフィトケミカル(植物性化学物質)を含む。ほかにも、食物繊維、カリウム、葉酸も含み、これらはすべて健康全体と病気の予防に役立つ。 トレーニングの直前に果物を食べるのは微妙でも、1~2時間前に果物を摂取しておけば十分消化できるはずです、と話すジョンソンさん。また果物は、ランニング後の栄養補給にも最適。優れた炭水化物源であるだけでなく、水分やカリウムが多い果物は(とくに汗をかきやすい人にとって)水分補給や電解質のバランスを整えるのに役立ちます、とジョンソンさんは続ける。 さらに、果物はおいしいだけでなく食物繊維の供給源でもあり、食物繊維は十分に摂取できていない人が多い。あまりお通じのよくない人は、食物繊維の摂取量を増やす必要があります、とジョンソンさん。食物繊維はトイレの時間が楽にするうえ健康な腸内細菌の促進にも役立ちます、と彼女は補足する。
translation : Mutsumi Matsunobu cooperation : Yumi Kawamura photo : Getty Images