めざすは女子店イメージの刷新、男性衣料の比率増や断熱実験体験などの「#ワークマン 女子女子」新型店舗とは
ワークマンは2024年9月24日、埼玉県所沢の複合商業施設「エミテラス所沢」に「#ワークマン女子 エミテラス所沢店」を開店する。顧客の要望を踏まえ、従来の女子店のイメージを刷新するのが特徴だ。 <本文> ワークマンは8月31日現在、1019店舗を展開し、そのうち「#ワークマン女子店」は66店舗。「#ワークマン女子店」に対する改善点を顧客に聞いたところ、次の3点が主に寄せられた。 ・女性と男性の主力衣料品のテイストが異なり店舗に統一感がない ・女性衣料に較べて男性用が少なすぎる(現状は2対1) ・使用頻度が少ない機能性衣料やアウトドアカジュアルが多く、次の来店動機が高まらない こうした課題を踏まえ、「#ワークマン女子 エミテラス所沢店」では女性と男性の衣料品売場に統一感を出し、従来の女子店のイメージを刷新した。
具体的には、女性と男性ウエアのテイストをそろえるため、女性は「大人かわいい」、男性は「大人カジュアル」にして控えめなデザインで統一。さらに、女性と男性衣料の比率を1対1にした。ただ、女性物は好調なためアイテム数は据え置く。
男性は落ち着いた女子店限定品を大幅に増やす。これにより、アイテムの売場構成比を女性衣料は35%、男性衣料は35%、、靴は15%、キッズは10%、鞄/帽子は5%にする。 このほか、業界最大手と競合する購入頻度の高い製品を女子店の最重点アイテムにする。肌着においては冬物の売り場を拡大。秋冬物は防寒肌着やメリノウール肌着で攻勢をかける。また、トレンド品が中心のWorkman Colorsブランド品のアイテム数を増やして、顧客の来店頻度を高める。さらに、男性の大人カジュアルを強化。機能性商品をカジュアル製品に導入し、定価は最大手の半額に設定する。 「エミテラス所沢店」の売場面積は498平方メートルで、ショッピングモール内の女子店としては全国最大規模。また、独自開発の断熱シートと吸光発熱綿を組み合わせ、外部環境を無効化する新素材を用いた「XShelter着る“断熱材”」シリーズのウェアを5アイテム陳列した初の店舗としても話題となっている。