【新作時計品評会】パテック フィリップ、オーデマ・ピゲ... 世界3大ブランドのすごみに触れる
時計の実力は、触れて、眺めて、試着しないとわからない。そこで4人の時計愛好家を招いて、注目の新作モデルを中心に品評会を開催! 相応の知識と経験を積んできただけに、まなざしは真剣そのもの。実際に購入する気でチェックし、大いに語り合った。 【写真】新作時計品評会| 世界5大ブランドの時計をチェック!
PATEK PHILIPPE|年次カレンダー 5396
家族経営を守り抜く名門。2月末に修正すれば年間を通じて使える年次カレンダーを搭載し、月の満ち欠けを示すムーンフェイズも収まる。インデックスはバゲットカットのダイヤモンドで、ブルーのダイヤルと美しい対比をつくる。 「構成要素が多いのに、圧倒的な美しさ。控えめなダイヤモンドも好き」(尾崎) 「確かに高価な時計ですが、納得させるだけのクオリティです。王道のデザインで、やっぱりいい。感覚が麻痺しているかもしれないけど、1000万円超という価格は高くないと思えます」(後藤)
VACHERON CONSTANTIN|フィフティーシックス・オートマティック
現存するジュネーブ最古の時計ブランドで、創業は1755年。ボックス型の風防やセクターダイヤルといった1950年代のスタイルを現代的にアレンジ。ピンクゴールドとブラックダイヤルの組み合わせは艶っぽいが、ストラップをヌバック革にすることで程よくカジュアルに。バランスよく仕上がっている。 「セクターダイヤル好きにはたまらない魅力があります」(後藤) 「ブラック×ピンクゴールドの時計にチャコールグレーのヌバックストラップは、かなりしゃれてる!」(尾崎) 「上品さとかわいらしさが融合している。カジュアルにもドレッシーにもつけられそうな時計ですよね」(西野)
AUDEMARS PIGUET|CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ オートマティック
スイスの山深い街ル・ブラッシュにて1875年に創業したオーデマ ピゲ。名門だが前衛的な時計作りを得意とし、このモデルでは八角形のミドルケースを挟み込む三層構造やグラデーションダイヤルで大胆な個性を演出。ストラップはカジュアルなので、オールマイティに使える。 「老舗ブランドですが新しさを感じるデザインです。ケースデザインが独特ですが、ミドルケースをブラックセラミックにするというコンビ使いがカッコいいと思います」(水澗) 「文字盤のデザインが好みです。一本持っておきたい変化球モデルですね」(西野)