マセラティが電動化計画を大幅に前倒し、2028年までにラインナップを完全EV化と発表
マセラティCEO、ダヴィデ・グラッソのコメント
「私たちは電動化の変革をリードするために全力で取り組んでいます。マセラティのアイコニックな2つのモデルは、すでに100%電気自動車で購入可能であり、もう1つは今年中に発売される予定です。私たちは、お客様にこれまでで最もパワフルなマセラティを提供し、ドライビングプレジャーの限界を新しい時代に押し広げます。長期的な戦略的ビジョンと計画により、私たちは独自のイタリアの製造の卓越性でラグジュアリーの世界で足跡を残し、常に独特の品質を追求し、トライデントの価値観を反映した最高の製品をお客様に保証する専用のビジネスモデルで未来を築きたいと考えています」 欧州のプレミアムメーカーの多くが2030年をEVシフトのゴールポストに定めてはいるが、昨今はその“達成は状況次第”とややトーンダウンした声も聞こえてくる。高級EV市場は今後しばらく混沌とした状況が続きそうだが、今回のマセラティの発表は現段階で早期に完全なEVシフトを完了させ、2028年にはEV専業の高級車ブランドへの変貌を遂げることを改めて宣言したことになる。