坂本怜 思わぬ形で4強、マッチ10連勝で準決勝へ<男子テニス>
バンコク・オープン1
男子テニスのバンコク・オープン1(タイ/ノンタブリー、ハード、ATPチャレンジャー)は2日、予選勝者で世界ランク413位の坂本怜と同230位のG・マジェル(イタリア)のシングルス準々決勝が行われたが、坂本から第1セット4-1の場面でマジェルが途中棄権。坂本は思わぬ形でベスト4入りを決めた。 【錦織圭vsノリー 1ポイント速報】 18歳の坂本は、昨年11月に行われた四日市チャレンジャー(日本/四日市、ハード、ATPチャレンジャー)でチャレンジャー大会初のタイトルを獲得。日本人選手としては錦織圭に次ぐ史上2番目に若いチャレンジャー大会の優勝者となり、昨シーズンを終えた。 坂本は2025年シーズンの開幕戦となる今大会に予選から出場すると、2試合を勝ち抜き本戦入り。本戦では1回戦で世界ランク342位のM・シャリポフ、2回戦で第5シードのC・チデク(フランス)を下し準々決勝に駒を進めた。 30歳のマジェルと顔を合わせたこの日の準々決勝、序盤は両者キープをしあって試合がスタートしたものの、第4ゲームで坂本がブレークに成功。その後、第5ゲームを坂本がキープし、マジェルのサービスゲームとなった第6ゲームの15-30の場面でマジェルが途中棄権を選択。坂本は思わぬ形で4強入りすることとなった。 相手の途中棄権とはなったものの、坂本はこれで四日市チャレンジャーから今大会の予選も含め公式戦10連勝。勢いに乗って優勝を目指す坂本は、準決勝で第2シードのG・バレール(フランス)と世界ランク223位のK・スルタノフ(ウズベキスタン)の勝者と対戦する。
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