ILから復帰の鈴木誠也、全米注目の新人スキーンズから2三振後に遊撃内野安打放ち降板に追い込む
◆米大リーグ パイレーツ―カブス(11日・米ペンシルベニア州ピッツバーグ=PNCパーク) 右脇腹の張りで負傷者リスト(IL)入りしていたカブスの鈴木誠也外野手が11日(日本時間12日)、敵地のパイレーツ戦で「2番・右翼」で先発出場し、5回に全米注目の新人スキーンズから遊撃内野安打を放った。第1打席はスライダーで空振り、第2打席は99・2マイル(約160キロ)で見逃しと2打席連続3球三振だったが5回無死二塁で、1球目見逃したときに腰のあたりをさすってカウンセル監督も飛び出したが、スイングして大丈夫ということで打席に戻って4月14日以来の安打を放った。 鈴木は4月14日のマリナーズ戦で痛め、10日間のILだったが、意外に時間がかかり、5月9日には3Aアイオワで調整出場し3打数無安打に終わるも10日にメジャーに合流。同日の試合では出場せずに試合を見守っていた。IL入りするまでの15試合に59打数18安打、3本塁打、13打点。打率3割5厘でチームをけん引していた。 この日のパイレーツの先発投手は昨季全体1位指名されたポール・スキーンズ。198センチ107キロの巨漢から繰り出す直球はこの日最速101・9マイル(約164キロ)。スプリット、スライダー、チェンジアップにカーブも投げこんで4回まで1失点。鈴木にこの日6本目の安打を許し84球で降板。7三振を奪っていた。 アマチュア時代は空軍士官学校で投手、捕手、打者として“三刀流”で活躍。名門ルイジアナ州立大ではカレッジワールドシリーズ優勝の立役者となった。契約金920万ドル(約14億円)はドラフト史上最高額でパイレーツに全体1位で入団した。
報知新聞社