「TBA」「ガチャマン」「特約店」! クルマ好きなら知っておきたい「ガソスタ業界用語」7つ
●特約店
原油からガソリンや軽油などの石油製品を精製するのが石油元売り会社であり、ここから「特約店」に卸され、消費者に販売する役目を担うのがガソリンスタンド(サービスステーション)という流通経路をたどっています。現在、日本国内で流通しているガソリンの約6割以上が特約店を通じて販売されており、トップシェアとなっています。 特約店と販売店のあいだで契約が結ばれると、特定のブランド(たとえば出光など)を掲げて消費者にガソリンなどの燃料が販売されるのです。ただ、灯油に関してはガソリンスタンドだけでなく、酒屋や米屋、ホームセンターなどでも購入することができます。
●最後に:ガソリンの携行缶を持ち込んで給油する行為はNG?
ホームセンターやAmazonなどでも入手可能なガソリンの携行缶。発電機や耕運機などで使いたいからガソリンの携行缶に給油して欲しい……でも、ガソリンスタンドで断られたというケースが増えつつあります。総務省消防庁ホームページによると、危険物の規制に関する規則の一部を改正する省令によって、2020年2月1日よりガソリンを販売するため容器に詰め替えるときは、「①顧客の本人確認」、「②使用目的の確認」、「③販売記録の作成」が義務化されています。 ただ、前述したように、実際にはガソリンの携行缶を持ち込んでの給油はNGというケースが増えつつあります。最寄りのガソリンスタンドや旅行先などの目的地で、ガソリンの携行缶をもち込んで給油が可能なガソリンスタンドを事前に調べておく必要がありそうです。
松村 透