【親子死亡ひき逃げ初公判】「ぶつかってないと思う」被告の男が起訴内容否認し弁護側は全面的に争う姿勢(地裁沼津)
2024年1月、静岡・沼津市で、ごみ出しをしていた親子2人をひき逃げし死亡させた罪などに問われた男の初公判が開かれ、男は起訴内容を否認しました。 初公判を受けたのは沼津市の販売業で86歳の男の被告です。起訴状などによりますと、被告の男は、2024年1月、沼津市松長で、トラックの荷台の左側パネルの施錠が壊れていたため、開かないようにチェーンで固定していたものの、走行中に開いた状態になったことに気づかず、ごみ出しをしていた親子2人をひき逃げし死亡させた罪などに問われています。 5日の初公判で、被告の男は「自分じゃぶつかってないと思うんだけど」などと話し起訴内容を否認しました。また、弁護側は、「衝突した事実はない事故に起因するものはない」とし、全面的に争う姿勢を示しました。 一方、検察側は、トラックのパネルの一部が被害者の衣服に付着していたことや、パネルの角度と被害者の負傷か所が一致することなどの証拠を示し有罪を立証していく方針です。