伝わる仏画 間近に 鎌倉―近世 2期に分け公開 毛越寺 岩手・平泉
平泉町・毛越寺(藤里明久貫主)の宝物館で19日、特別展「毛越寺の仏画群」が開幕した。同寺や一山の各寺院に伝えられ、日ごろ目にする機会のない鎌倉時代から近世までの貴重な仏画の数々を2回に分けて公開する。11月10日まで。 第1期(10月30日まで)の期間中に展示されているのは、鎌倉から安土桃山時代にかけて描かれた仏画を軸装した6点。 特別展の開催に際し、毛越寺の千葉秀覚執事長は「中尊寺金色堂建立900年の節目に平泉へ多くの方が訪れている中、展示した仏画を通して仏教美術の世界を感じてほしい」としている。 来月1日から始まる第2期では、江戸時代以降の仏画を展示する。宝物館は通常拝観料のみで入館できる。