野菜のプロが解説!小松菜をスーパーで買うときにおいしいものを見分けるコツとは?
秋から冬にかけて旬を迎える小松菜は、ほうれん草と比べて天候の影響を受けにくく、ほうれん草の高値が続く年でもお手ごろに入手しやすい野菜。栄養面でもすぐれているため買う頻度が高い人も多いと思いますが、スーパーではどこに注目して選んでいるでしょうか。 【画像】野菜のプロが解説!小松菜をスーパーで買うときにおいしいものを見分けるコツとは? 今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、味が濃くて、かつやわらかい小松菜を選ぶためのコツを教えてもらいます。
葉は「肉厚」なものを
小松菜を選ぶときにはまず、葉が分厚い、「肉厚」な見た目のものを選びましょう。葉が「肉厚」な小松菜は味や香りが濃くておいしいものが多いためです。 なお、葉が分厚い小松菜のなかには、たまに葉脈がくっきりハッキリしているものもあるのですが、こういったものは葉がかたい傾向にあります。そのため、葉脈についてはあまり目立たないものを選ぶのがおすすめです。
葉の大きさや色は「中間」が目安
小松菜の葉の色は、緑が濃すぎず、うすすぎない、「中間」くらいの色のものがおすすめ。また葉の大きさについても、小さすぎると成長が足りていない可能性がありますが、大きすぎるのも成長しすぎてかたくなっていることがあるため、やはり「中間」くらいのものがおすすめです。 たいていのスーパーでは売り場にたくさん小松菜が並んでいると思いますので、色が濃いものとうすいもの、あるいは葉のサイズが大きいものと小さいものがあった場合は、全体のなかで中程度のものを選ぶとよいでしょう。
茎は太くてしっかりしたものを
おいしい小松菜の茎は、ハリがあって、太くしっかりしています。茎の太い小松菜を選ぶと、煮物など加熱時間が長い料理でも味や香りが飛びにくく、食べ応えがあります。 なお、一般的なスーパーで売っている小松菜は、たいてい茎の根元でカットされていて根がついていない状態ですが、もし根つきの小松菜を見つけたらラッキー!根つきのものは日持ちしやすく、根がまるごとカットされた小松菜よりも鮮度のよい状態がキープされています。見つけたらぜひ買ってみてください。