地域と子育てをつなぐ「居場所」を やっていることは“プライスレス” 女性小児科院長の願い
■こどもや地域を包み込む「安心できる居場所」目指して… 2021年8月に、「日本財団」の事業「子ども第三の居場所」の、山口宇部拠点として「キッズラップ」を開設しました。 子育て世帯支援の活動で得られた情報や、市から寄せられた情報で支援が必要だと判断された子どもたちが、学校終わりに「安心できる居場所」として過ごします。 こどもたち(KIDS)をつつみ込む(WRAP)場所になればと名付けました。 色々なことを体験してもらおうと、イベントも定期的に行っています。 2023年に初めて催した沖縄旅行では子どもたちに大きな変化が見られました。 金子小児科・金子淳子・院長 「あいさつをするようになって、お互いを思いやることが出来るようになって社会性が芽生えたというのかな。変容していく子どもたちの姿を見ると、また私たちも頑張らなきゃと思うし、そこにすごく可能性を今感じているところです」 ■「ここに通うのが救い」キッズラップにはもう1つの“大切な役割”が キッズラップには、もう1つ大切な役割があります。 それが、子育てサポート事業。 週に2回、特に孤立しやすいとされる赤ちゃん連れの親を対象に、体操教室やワークショップなどを開いています。 産後セルフケアインストラクター 藤見里紗さん 「育児ですごくストレスたまっていたり睡眠が取れていなくても、ここで『寝られてなくて』と言えてすごく発散できたりするので、ここに通うのが救いでした、と言ってくれる人もいるし、リフレッシュできるというのはおっしゃっています」 この日の催しは魚のさばき方教室です。 近所の鮮魚店「繁光」の繁光裕二さんが刺身をひくコツなどを教えました。 子どもにおいしい魚を食べさせてほしいと月に1回開催しています。 参加者した父親 「魚をさばくことができるようになったので、ぜひ家庭内で頑張りたいと思います」 参加者した母親 「キッズラップはみんなのよりどころになると思うのと、こうやって出会った人とまたつながることが出来る場があって本当にありがたいと思います」
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