メカドック風見、最初のシンボルカー【2】最高速度200km/hオーバーを実現! 当時の若者のあこがれを詰め込んだGT
雑誌「モータージャンプ」主催のキャノンボールトライアルに出場するために、メカドックが最初のシンボル・カーとして選んだのがセリカXXだった。5M-G型エンジンは、ボアアップするとともにツインターボ化し、パワーインジェクターやニトロキットも装備したマシンだ! 【画像27枚】ボンネットには看板業者で製作してもらったメカドックステッカー。ボディは、茨城県結城市のトネ・オートでガラスコーティング済みだ 【トヨタ セリカXX 2000GT ツインカム24 メカドック仕様 Vol.2】 セリカXXのスタイリングはスポーツカーらしいロングノーズ&ショートデッキとし、直線を基調としたシャープなフォルムがダイナミックさを演出。 当時の若者があこがれたリトラクタブルヘッドライト(カタログ名称:ライズアップヘッドライト)を採用することで、Cd値0.35という当時世界トップレベルの空力性能を達成した。 エンジンは全車直列6気筒で、デビュー当初は2.8LDOHCの5M-G型と2LSOHCの1G型の2種を搭載。とくに5M-G型は最高出力170psを発揮し、最高速度200km/hオーバーを実現。スタイリッシュなスタイリングと優れたパフォーマンスに、多くのファンが酔いしれたのだ。また、エンジンラインナップは年々増加し、2LSOHCターボのM-T型や、2LDOHCの1G-G型が立て続けに追加された。 セリカXX 2000GT ツインカム24(GA61) 全長×全幅×全高(mm) 4660×1685×1315 ホイールベース(mm) 2615 トレッド前/後(mm) 1425/1385 車両重量(kg) 1210 エンジン型式 1G-GEU型 エンジン種類 直列6気筒DOHC 総排気量(cc) 1988 ボア×ストローク(mm) 75.0×75.0 圧縮比9.1:1 最高出力(ps/rpm) 160/6400 最大トルク(kg-m/rpm) 18.5/5200 変速比 1速3.566/2速2.056/3速1.384/ 4速1.000/5速0.850/後退4.091 最終減速比 4.300 ステアリング ラック&ピニオン サスペンション前/後 ストラット/セミトレーリングアーム ブレーキ ベンチレーテッドディスク(前後とも) タイヤ 195/70R14(前後とも) 発売当時価格 214.2万円 初出:ハチマルヒーロー vol.044 2017年11月号 (記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
Nosweb 編集部
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