「トランプ氏が当選すれば、ウクライナ停戦に動く」島田洋一氏が講演 和歌山「正論」懇話会
和歌山「正論」懇話会の第105回講演会が15日、和歌山市のホテルアバローム紀の国で開かれ、福井県立大名誉教授の島田洋一氏が「アメリカの『最新』深層-大統領選の行方」と題して講演した。 【グラフィックで見る】国際秩序を決める選挙イヤー「もしトラ」の思考実験を 島田氏は今年4月に訪米し、トランプ前大統領の政策立案に関係する米国第一政策研究所の所員と意見交換したと説明。その内容を踏まえ、ロシアのウクライナ侵攻について「バイデン大統領には明確な出口戦略がないが、(ウクライナへの)軍事支援を続けている」とした上で、「現実的な問題としてロシアをウクライナから追い出すのは無理。トランプ氏が当選すれば、停戦に向けた動きをとる」と述べた。 さらに戦争が続くことで「新『悪の枢軸』とされるロシア、中国、イラン、北朝鮮が結束を固めつつある」と指摘し、停戦の重要性を強調した。