しんどい生理、セックスの痛み…人気イラストレーターに届く悩み 「伝えなきゃいけない人にはオープンに」
相談しづらい性の悩みや、パートナーに直接言いづらい恋愛の悩み。フォロワー30万人のイラストレーターの平泉春奈さんには、そんな悩み相談が寄せられるといいます。平泉さんは「悩みを全てオープンにした方がいいとは思わないけど、伝えなきゃいけない人には伝えられるようになってほしい」と語ります。相談を受ける中で、見えてきたものを聞きました。(withnews編集部・金澤ひかり) 【画像】「あの…するの…?」 「うん…したいな いい?」 男女の会話で学ぶ〝独断性教育〟
変わるきっかけになるメッセージを
「あの…するの…?」 「うん…したいな いい?」 ベッドに横たわった男女のイラスト。一見、ドギマギしてしまいますが、イラストに描かれたテーマは「性的同意」です。 「作品に描いたテーマと同じ悩みを持つ人が、変わるきっかけ、考えるきっかけになるようなメッセージを入れるようにしています」 そう話すのは、カップルのイラストを中心に描く、平泉春奈さん。30万人を超えるインスタ(@hiraizumiharuna0204)のフォロワーからは、性や恋愛の悩みが多く寄せられています。
「ただのイラストレーターの割に……」
――ウェブメディアで「春奈先生の独断性教育」という連載をされています。毎回テーマごとにフォロワーにアンケートをとり、届いた悩みに答えていますね。 4年ほど前から、個人のブログで性の悩みについての発信をしてきました。 「遠距離恋愛」や「後悔しているセックス」などをテーマに、ファンから送られてきた悩みやアンケートの結果をまとめ、私の思いで締めくくるような構成で、50回ほど記事を書きました。そちらの更新はもうしていませんが、いまはインスタグラムのストーリーズの機能を使い、悩みが綴られたDMに答えたり、その反響をさらに紹介したりしています。 それを連載という形にしたのが「春奈先生の独断性教育」です。 ――「独断」性教育なんですね。 「独断性教育」は、私が提案した言葉です。 私は保健の先生でも、性の専門家でもありません。ただのイラストレーターです。 でも、ただのイラストレーターの割には、アンケートをとったり、悩みを聞いたりしてきて、リアルな声を知っています。 それらを通じて考えてきた、私の「独断性教育」です。私の考えだけが正しいわけじゃないけど、「みんなはどう?」と問いかけるような内容にしているつもりです。