豪雪地・新潟で『県産レモン』に挑戦!! 栽培のカギは『米作り』の現場にあった!
新潟放送
レモンの産地といいますと、冬も暖かく晴れの日が多い西日本が多く知られていますが、雪国の新潟県内で、“産地化”に挑戦する人たちがいます。 【写真を見る】豪雪地・新潟で『県産レモン』に挑戦!! 栽培のカギは『米作り』の現場にあった! 豪雪地でのレモンづくりのカギは、新潟ならではの『米作り現場』にありました。 17日、JR新潟駅ビルにある青果店の店頭に並んだ“新潟県産のレモン”に早速、興味深そうな反応を見せるお客さんの姿も見られました。 「雪国なので、あんまりレモンのイメージなかったので…」 「ちょっと驚きかもしれないです」 「新潟で作れるの?!って」 「なかなか国産のレモンって手に入らないので、新潟県産っていう“ブランド”になると思います」 【YAOYASUN CoCoLo新潟店 弦巻隆之 店長】 「“皮ごと”カクテルとかジュースとかに使えます。小さいお子様からご老人の方まで、皆さんが食べられるような“安心安全のレモン”なので、広く食べていただきたいと思います」 この『新潟県産』レモン、一体どこで採れたのでしょうか? このレモンを栽培したのは、新潟県新発田市・石黒ブルーベーリー園の石黒正良さん(68歳)。 農園内にずらっと並んだレモンの木には、黄色く熟した実も成っています。 石黒さんは、長年ブルーベリーの苗木販売などをしている果樹栽培のプロで、2022年からレモンの栽培を始めました。 現在はビニールハウスで200本ほどを育てています。 「日々、ムシャシクャしたなとか、嫌なことあるじゃないですか。レモン見て回るとね、和むんですよね」 「だから、私自身レモンハウス大好きなんですよ、一番」 “レモン愛”溢れる石黒さん。 ハウス栽培だと、寒さをしのげるばかりではなく、品質の良いレモンを作りやすいといいます。 「1年中ハウスに入れとくと、見てわかる通りに“傷1つない”んですよ」 こうしたきれいなレモンを1本の木から50個収穫するのが目標です。 どうして、雪国新潟でレモンを栽培しようと思ったのでしょう? 【石黒ブルーベリー園 石黒正良さん】 「あの人の熱意に負けて、今現在があるんです…」