【JJドラマ部】絶対観るべき2024秋ドラマ完全予想!|JJ
社会派シスターフッドと青春群像劇に注目!
小林:イマイズミさん、「若草物語」って読んだことあります? イマ:四姉妹の話ってぐらいしか…。最近も『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』(2020年)で映画化されていましたね。 小林:私は何回も読んだし、アニメや人形劇などで何度も触れた作品です。私自身が姉妹だったのもあるけど、やっぱり姉妹ものは外せないなということで、『若草物語 恋する姉妹と恋せぬ私』(日曜22時30分/日本テレビ系)を推します。 イマ:「若草物語」を原案に、もしあの四姉妹が令和ニッポンに生きていたら…という着想から、舞台を現代に置き換えて描かれる社会派シスターフッドコメディーという内容ですね。キャストは堀田真由(次女・町田涼役)、仁村紗和(長女・町田恵役)、長濱ねる(三女・町田衿役)、畑芽育(四女・町田芽役)という四姉妹。 小林:この4人のバランスがちょうどいいんですよね。いい意味で、絶対的エースがいない配役。仕事、恋愛、結婚でそれぞれ悩みを抱えている登場人物たちに、女性たちが「わかるー」って共感するストーリーになりそう。 イマ:モラハラ彼氏、ワケあり沼男、幼馴染など、こじれそうな恋愛がてんこ盛りですね。 小林:それにしてはちょっと男性の俳優陣が弱いかな…。 イマ:今をときめく人気俳優!みたいな人が演じるより、逆にリアリティーが出るんじゃないですか? 小林:あくまでメインは四姉妹ですもんね。三女の衿が抱えている「姉妹にも言えない秘密」が気になります。 イマ:相関図を見ると衿だけ男性との絡みがないから、そこらへんがヒントかも。 イマ:そして、私が注目しているのは『マイダイアリー』(日曜22時/ABC・テレビ朝日系)です。社会人1年目の若者たちが、些細な出来事をきっかけに大学時代を振り返るという構成で、男女5人の青春群像をノスタルジックに描くヒューマンドラマ。脚本家は注目の兵藤るりさんです。 小林:『わたしの一番最悪なともだち』(2023年/NHK総合)が記憶に新しいですね。ホント、いいドラマでした。 イマ:あんなに若者を瑞々しく描ける兵藤さんなら、期待大です。そして、監督は穐山茉由さんという組み合わせも最高です。『春になったら』(2024年/カンテレ・フジテレビ系)でサブ監督を務めていましたが、『月極オトコトモダチ』(2018年)や『シノノメ色の週末』(2021年)で映画賞の受賞歴があり、映画業界でも注目を浴びている方です。 小林:ただ、この枠ねぇ…。 イマ:そ、そうなんですよ。『アイのない恋人たち』『ミス・ターゲット』(ともに2024年)など、個人的にちょっと期待外れの作品が続いているので、不安っちゃ不安です。 小林:清原果耶(恩村優希役)をはじめ、朝ドラ『おむすび』(NHK総合)の佐野勇斗(徳永広海役)や大河ドラマ『光る君へ』の見上愛(長谷川愛莉役)、そして『虎に翼』(NHK総合)の望月歩(和田虎之介役)や『降り積もれ孤独な死よ』(日本テレビ系)の吉川愛(白石まひる役)など、旬の若手俳優がこれだけ揃っているから、何とかなるでしょ! イマ:スタッフとキャストのフレッシュさに期待です。