ヤクルトの5年目ショート・長岡秀樹、最多安打のタイトル獲得で球団レジェンドへの道は拓けるか?
ヤクルトの若手遊撃手・長岡 秀樹(八千代松陰出身)が絶好調だ。8月11日から13日にかけては3試合連続で猛打賞を記録するなど、8月23日終了時点で8月は84打数31安打。月間打率は3割9分7厘と打ちまくっている。またシーズントータルで127安打は中日の細川 成也(明秀日立出身)と並んでリーグトップタイ。最多安打のタイトルを狙える位置につけている。 【動画】神プレー連発!凄すぎる…土田、奈良間、緒方らトップクラスの遊撃守備! 今シーズンが高卒5年目のシーズンとなる長岡は2022年にゴールデングラブ賞を受賞しているが、打撃タイトルの獲得はこれまでない。最多安打のタイトルを獲得できれば、自身初の打撃タイトルとなる。 ショートのタイトルホルダーは内野の他のポジションと比べると少ないイメージだ。最多安打がタイトルとなった1994年以降を見ると首位打者が2人、打点王は1人、本塁打王は0人である一方で最多安打に限っては7人ものショートが獲得している 巨人の坂本 勇人(光星学院出身)、横浜(現DeNA)の石井 琢朗(足利工出身)、広島の野村 謙二郎(佐伯鶴城出身)、西武の松井稼頭央(PL学園出身)、ダイエー(現ソフトバンク)の川崎 宗則(鹿児島出身)、西武の中島 裕之(現宏之/伊丹北出身)、ロッテの西岡 剛(PL学園出身)である。 全員が最多安打以外にもタイトルを獲得しており、坂本、石井、野村、松井の4人は通算2000安打をクリアし名球会入りも果たしている。まさに球界を代表する選手たちばかりだ。 またヤクルトで最多安打のタイトル獲得したことがあるのは、川端 慎吾(市和歌山商出身)、山田 哲人(履正社出身)、ラミレス、青木 宣親(日向出身)の4人。いずれも球団を代表する選手たちであり、最多安打のタイトル以外にも打撃タイトルの獲得経験がある。 ヤクルトでショートを守る長岡は先輩たちと同様に最多安打のタイトルを獲得し、レジェンドへの道を歩むことができるだろうか。終盤戦も長岡の打席に注目だ。