＜関学大会見＞会見で報道陣に説明する小野宏ディレクター（左から2人目）ら関学大アメリカンフットボール部関係者（撮影・長嶋　久樹）

　関西学院大アメフト部は3日、6～7月に実施されたU20日本代表のカナダ遠征中に、関学大5選手が重大な規律違反を犯し、日本協会が処分を下した件に関し、2度目の説明会を実施した。 【画像あり】 アメフト関大　「近大ショック」振り払い再起1勝　QB須田「関学大や立命大なら…」 　8月30日に開催された1度目の説明会では、日本協会の処分に対し、部で実施した尿検査で全員が陰性だったことを理由に、「明確な認識のズレがある」と小野宏ディレクターがコメント。処分理由の開示などを求めていた。 　その後、5選手に対するヒアリング、弁明の機会となる聴聞などを経て、この日、部としての処分を発表。協会から日本代表の無期限資格停止処分を受けた選手Aについては、無期限活動停止を決めた。 　その理由として、小野ディレクターは、協会による毛髪検査を拒否して、科学的根拠に基づいた明確な判断ができなくなったこと、9月6日の聞き取りで初めて判明したvape(電子たばこの一種）の使用などを挙げた。 　ただ、大麻含有製品とみられる物質を所持、使用したことに関しては、物的証拠がないことなどを理由に判断を留保するとした。 　同じく、日本代表資格停止2年間の選手Bについては、2024年シーズンの試合出場停止、同1年間の選手C、Eは厳重注意、Dは注意処分を発表した。