エンバペ、ヴィニシウスとの共存に自信「僕たちが世界最高だから話題になる。今は彼の動きを記憶している段階だ」| ラ・リーガ
レアル・マドリードFWキリアン・エンバペは、FWヴィニシウス・ジュニオールとピッチで共存できることに自信を示した。 今夏の移籍市場で憧れのクラブ、レアル・マドリードに加入したエンバペ。ただ現時点では、加入前から懸念されていたヴィニシウスとの連係に問題を抱え続けている。4-3-3での基本ポジションはエンバペが1トップ、ヴィニシウスが左ウィンクだが、どちらも左サイドから内に切れ込むことを得意としているために、プレーエリアが重なってしまうのだ。 しかしながらエンバペ本人は、時間とともに解消できる問題であると、まったく意に介していないようだ。ラ・リーガ初得点含む2ゴールを記録した1日のベティス戦(2-0)後、フランス代表FWは次のように語っている。 「ヴィニシウスと僕は落ち着いている。僕たちのことが話題になるのは理解できるよ。有名で、若くて、世界最高の選手たちに含まれているわけだからね……」 「だけど、現在の僕たちは互いを知り合うフェーズにいる。もちろん、彼という選手のことは前から知っているさ。それでも彼の動きや好きなプレーを記憶していく必要があるんだ。僕たちはまだそういった段階にいて、だからこそ落ち着いているよ」 なおベティス戦では、流れるような連係とまでは言えないものの、両者の関係に少なからず改善が見られている。エンバペのヴィニシウスに対するパス本数はチーム最多の5本で、またヴィニシウスがエンバペに出したパスもチーム最多の10本を記録。また両者が放ったシュート数は合計11本で、その内訳はエンバペが9本でヴィニシウスが2本だった。エンバペがよりフィニッシュに、ヴィニシウスがアタッキングサードでのパス供給(チーム最多の28本)に特化するという役割分担が見え始めている。