“競馬の当選金には税金がかかる”が…1億円当選しても「宝くじの当選金」には税金がかからない?【税理士が解説】
モノをもらった場合も、課税されることがある
しかし、基本的には「課税される」と考えておいたほうが無難です。そして、それはお金だけでなく、モノも同様です。 車や不動産などのモノをもらった場合にも、それは「お金」と同様と見るため、時価で課税されます。自宅を売却したあとに、すぐにそのお金で新しい家を買ったとしても、一度お金が入っている以上、その自宅の売却代金に対して税金が課せられます(一定の優遇措置あり)。 お金があるかどうか、ではなく、お金や財産を得たことに対して、課税はおこなわれるのです。 税金は法律のもとで決められているルールです。そのため、「国としては知っていて当たり前」というスタンスで課税をおこなっていきます。信号を赤で渡ったらダメなように、課税される税金は納めなければならないのです。「知りませんでした」では済みません。 専門的な知識は税理士などに頼るか、税務署で役人に聞くかでいいかとは思いますが、何かあったときに困らないように「お金が増えたら納税があるかも?」というアンテナは張っておきましょう。そういったリスク管理は、お金を失わないためにも大切な考え方です。 あなたは普段どれだけ税金のアンテナを張れているでしょうか? アンテナを張れる自分でいるためにも、税金の基礎知識を身につけておきましょう。 安江 一勢 税理士
安江 一勢