5歳の子どもが嘘をつくのはなぜ? 嘘をついた時の「親の上手な接し方」
子どもに言ったことや約束は守る
もし親が子どもに嘘をついていたとしたら、子どもに言ったことや約束を守るようにすることも大切です。親にとっては嘘をついたつもりがないこともあると思います。たとえば「今度の土曜日は遊園地に行こうね」と言ったのに別の予定が入ってしまい、「また今度にしようか」と言ったとします。 しかし子どもにとっては、「土曜日は遊園地」という約束が破られたことになるのです。子どもに言ったことは守るようにすれば、子どももきっと真似してくれるでしょう。
日頃から厳しすぎる接し方をしない
子どもに厳しく接しすぎないこともポイントのひとつ。たとえば「自分を守るための嘘」であれば、「パパママに叱られたくない」という気持ちからつくものです。 子どもが「叱られるから怖い」と思っていれば、悪いことをしてしまったときに嘘が出てしまうかもしれません。危険なことをしたときなど、時には厳しく叱ることも大切ですが、日頃から厳しすぎる接し方をすると、子どもは自分を擁護したくなってしまうこともあるのです。
嘘をつく5歳の子どもにはケースバイケースで対処を
5歳ごろになると嘘をつく子どももいますが、それは成長の証です。しかしついてはいけない嘘をつくこともあるでしょう。たとえば自分を守るために、他の子どものせいにする嘘などです。 一方で現実と空想が混じっていたり、親を気遣って嘘をついたりする子どももいます。「嘘は絶対にダメ」と叱るのではなく、ケースバイケースで話を聞いて対処してください。そのためには子どもが話せるきっかけを作ってあげて、親が気持ちを受け止めてあげることが大切でしょう。
nobico(のびこ)編集部/【監修】精神科医さわ