ロシア、ウクライナ国家登記機関に大規模サイバー攻撃 副首相発表
[20日 ロイター] - ウクライナのステファニシナ副首相は19日夜、ロシアがウクライナの国家登記機関に大規模なサイバー攻撃を行ったことを受けて、サービスを一時停止したと発表した。 登記簿には、出生、死亡、結婚、財産所有など、ウクライナ国民に関する重要な情報が含まれている。 ステファニシナ氏は今回の攻撃について「国の極めて重要なインフラ業務を妨害する狙いでロシアが行った」ことは明らかだとフェイスブックに投稿。業務復旧には約2週間を要するが、一部のサービスは20日に再開されたとしている。 ロシアのウクライナ侵攻後、両国では複数の機関が深刻なサイバー攻撃を受けている。昨年12月にはウクライナ最大の通信事業会社キーウスターが大規模なサイバー攻撃に見舞われたほか、今年6月にはロシアの複数の省庁がサイバー攻撃を受けた。