上空から県民の命と生活を守る“空の守護神”なまはげヘリ 救助から防災まで「消防防災航空隊」の活動に密着
活動には「大きな意義がある」
パイロットの工藤敦穂さんは、県警航空隊のパイロットも務めている。工藤さんは1996年に、県警の初めてのパイロットに任命されたベテランだ。 任命当時、秋田テレビの取材に対して工藤さんは「警察活動は様々あるが、その中でも遭難・救助活動を主体とした空の勤務に非常に魅力を感じて、自分もその一員として力になりたいと考えて希望した」と語っていた。 パイロット・工藤敦穂さん: あの時は免許を取ったばかりで操縦するのが精いっぱいだったが、いま振り返ってみると初心って良いなと思う。秋田は山岳地帯が多くて、独特の山岳遭難が全国でも多い方なので、山岳遭難防止の啓発活動を行いつつも、助けを求める人がいたら救助に向かうということで、ちょっとした重圧はあるが、ミッションをやり遂げた時の充実は何にも代えがたい。 県総合防災課消防保安室・長谷川雄美さん: 隊員は日々訓練を重ねて、高い使命感を持って危険で困難な活動に務めている。県民の財産・生命をわれわれの部隊も守っているので、そういった意味では大きな意義がある。 上空から県民の命と生活を守る「なまはげ」の陰には、努力と強い思いがある。 (秋田テレビ)
秋田テレビ