「消えた7万人を追って」中村知事&観光会社がシドニーへ!愛媛の新たな観光戦略
キタ・マネジメントの2人もシドニーに到着。手配していた送迎車を待ち合せますが…。 謝さん: 「『電話する』ボタンを押しても反応ないです」 運転手とつながらず、待つこと30分。出鼻をくじかれましたが、無事落ち合うことができました。 ディエゴさん: 「(商談会の)参加者はどこまで愛媛のことを知っているか。どこまで深い話をするか。そこがちょっと不安なところ」 謝さん: 「私一番の不安は英語しゃべることです。初めて英語の国に来て」
2人が商談会前に会ったのは、シドニーで観光業を営む斎藤学さん。大洲にも来たことがある斎藤さんに、現地のニーズをリサーチします。 謝さん: 「実際に来てもらったら私は100%満足いただける自信はありますけど、でも来ないと分からないじゃないですか。そこをどうすればいいか悩んでいる」 斎藤さん: 「何か大々的にアニメと結び付けてとかになってしまうと、たしかに(外国人は)多くはなると思います。けれども違う路線というか、例えばすでに良いポイントはお城に泊まれるとか(押さえてある)」
プレゼンをどう構成するか。この街を歩く中でディエゴさんには気づいたことがありました。 ディエゴさん: 「(オーストラリア人は)自分の歴史、ヨーロッパと比べたら短いかもしれないけど、大事にしてる。植民地になってから(先住民に)どんなことを行ったとか、(オーストラリア人は)悪い歴史でもそれをちゃんと見せないといけない(と考えている)」 良い面も悪い面も隠さずに伝える。 ディエゴさん: 「我々の取り組みもそういった(過去を隠さず伝える)スタンスが入っているので、それを伝えるようなプレゼンを」 公園で、最後の準備です。
「サイクリング」を共通言語に 交流の広がりに期待
一方の中村知事。現地のサイクリング協会マクリーンCEOとともに向かったのは、街のシンボル、ハーバーブリッジです。 “自転車の街づくり”という愛媛との共通点があるシドニー。サイクリング環境を視察しました。 知事: 「自転車が街のなかに当たり前のように溶け込んでいるんで、ただこういう走り方が好きなんだったら、しまなみに来たら驚くと思う」