「消えた7万人を追って」中村知事&観光会社がシドニーへ!愛媛の新たな観光戦略
課題は欧米・オーストラリアからの観光客誘致
現在、愛媛を訪れる外国人の多くはアジアから。一方、旅先でどれだけお金を使うかを見てみると、上位を占めるのは欧・米・豪で、アジアは下位です。 中村知事: 「オーストラリアは広島まで来ているのは明確ですから、そこからこちらに引っ張ってくる戦略を」 そこで県が新たなターゲットに定めたのがオーストラリアです。
去年、広島を訪れたオーストラリア人は7万5000人。一方、愛媛を訪れたのは、わずか3600人。隣の県にもかかわらず、7万人あまりが“消えている”のです。
謝さん: 「大洲とか周辺の観光地を中心に(県と)一緒にPRのメインイベントに参加」 今回、県の招待を受けてキタ・マネジメントの2人は、ある商談会への参加を決めました。 ディエゴさん: 「(立ち上げ直後の)5年前の戦略の中でも欧・米・豪がターゲットの第一にあったので、今回はいいきっかけ」
愛媛県がシドニーでの商談会を開催
その商談会が開催される場所は。 ディエゴさん: 「オーストラリアのシドニー」 人口は500万人を超え、平均年収は1000万円。この世界都市・シドニーに、商談会を主催する中村知事が到着しました。
中村知事: 「30年前と20年前に来た。1つは新婚旅行で、20年前は国会議員の時の委員会視察ですね。日本文化の体験とか古い町並みの景観にも関心が高まっているので、このあたりを組み合わせていくと南予は面白いかなと」
“消えた7万人”を追って。中村知事がまず向かったのは、世界最大級の旅行予約サイトを運営する「Airbnb」。オセアニア地域を統括するウィールドン支社長です。 中村知事: 「十分に期待に応えられるようなコンテンツを持っているので、ぜひアプローチをさせていただきたいと思っています」 サイクリングやグルメなど、愛媛を余すことなくPR。気になる支社長の反応は。
ウィールドン支社長: 「オーストラリア人はあまり知られていない場所を知りたがっています。東京や大阪はよく知られています。だからこそ愛媛は完璧な旅行先だと感じました」 特に、大洲の“静かな旅”に好感触。両者は早速、SNSによるキャンペーンなど、具体的な連携に向けて意見交換を行いました。