ジャパネット、旅行サービスの「ゆこゆこ」を買収。売上150億円超の旅行事業のさらなる拡大をめざす
ジャパネットホールディングスは7月1日、宿泊事業やシニアリーチ事業を手がける「ゆこゆこ」を傘下に持つ「ゆこゆこホールディングス」を買収したと発表した。 新たに設立した完全子会社に、ゆこゆこホールディングス、ゆこゆこに関する全事業を吸収分割の方法で承継した。 ジャパネットHDが新設した子会社は「ジャパゆこ株式会社」。5月24日付の「官報」によると、代表取締役には旅行業のジャパネットツーリズム社長の茨木智設氏が就いている。 ジャパネットHDによると、クルーズ事業を中心とした旅行事業の企画・開発・運営を手がけるジャパネットツーリズムは、2017年に第1種旅行業を取得、現在は旅行事業として150億円超の売上規模にまで拡大したという。 「ゆこゆこ」は宿泊予約事業を20年以上運営しており、取引している宿泊施設数は約3000軒、会員数は6月時点で約880万人を超える。 ジャパネットHDは、「ゆこゆこ」が旅行事業で積み上げてきた宿泊施設との取引や顧客からの幅広い支持、ジャパネットグループの通信販売事業に関わるノウハウを掛け合わせたシナジーを、旅行事業を通じて創出するとしている。 「ゆこゆこ」は2000年1月、株式会社インターメディアシステムの名称で設立。2001年9月には、「日本全国特選宿泊プラン」というカタログDMを発行した。2002年6月には、「お宿情報誌」(現「ゆこゆこ」)を創刊。2006年6月、株式会社ゆこゆこに社名変更した。2018年4月、ゆこゆこホールディングス株式会社を事業持ち株会社へ移行した。