駿台高校部は予備校とどう違う? 少数制のきめ細やかな指導・サポートで大学合格を目指す
講義と演習を組み合わせた授業で学力アップを目指す
駿台高校部の1クラスは5人から20人ほどで、ときには3人ぐらいのクラスもある。予備校の授業は予習してきた内容の解説が中心となるが、駿台高校部では授業で習った内容を復習をしていく。 授業ではまず、前回の授業の確認テストをする。その後、講師がその日学ぶ内容を説明するが、生徒を指し、発言させる。 一回の授業は60分(確認・講義・演習)+60分(講義+演習)の2時間。ひと月の授業回数を1科目3回までとし、学校の学習や部活動を優先したい高校生も通いやすくしている。 授業をコンパクトにし、その分野を学習するのに重要なポイントを中心に指導する。そうすることで復習しやすくし、確実に学力を上げられるようなカリキュラムになっている。やみくもに情報量を多くインプットはしないし、過剰な量の問題を解かせることもしない。
少人数制でありながら、全員がプロ講師
駿台予備学校同様に大学生のアルバイト講師はおらず、プロ講師が授業をする。離職率が低く、キャリアを積んだベテラン講師が多いため、授業の技術が高く、知識量も豊富だ。 少人数制なので、授業以外でも講師と生徒の距離は近い。わからないところを質問すれば、講師が丁寧に答える。また学習方法の相談にも応じる。 授業中の生徒の様子やクラス状況・学力状況を進路アドバイザー(教務サイド)と情報共有し、きめ細やかに大学受験に向けて指導していく。
専用テキストで「原理・原則」をしっかり身につける
駿台高校部専用のテキストを使用する。シンプルだが、その分、講師は授業で知識を駆使でき、生徒たちの様子を見ながら授業でどこまで掘り下げるかも調整ができる。予習を必要としないため、授業と復習(宿題)が中心となる。 クラス分けをしていないから、テキストも全員が同じものを使用する。 「どの大学を狙うにしろ、重要な原理原則の部分は同じだからです。その部分をキチンと学習することで難関大学に合格できます」(駿台教育センター高校部 統括 堀口一義さん) ちなみに入塾テストは基本的にないが、授業についていくのに苦戦する生徒がいても、少人数制なのでフォローができる。進路アドバイザーが学習方法などの相談やアドバイスをしてフォローしていく。