「泣いてましたよ」武藤嘉紀が選ぶ大迫勇也の今季ベストゴールは“超ロングシュート”
◇サッカーJ1 第33節 ヴィッセル神戸2-1名古屋グランパス(25日、ノエビアスタジアム神戸) 【画像】浦和戦の決勝弾に喜ぶ大迫勇也選手 クラブ創設29年目でJ1初優勝を果たしたヴィッセル神戸。ビール掛けを終えた優勝後、日本テレビのインタビューに大迫勇也選手、酒井高徳選手、武藤嘉紀選手が応じました。 今季ここまでリーグトップの22得点を挙げ、チームの得点源となっていた大迫選手。その『今シーズンのベストゴール』について聞かれた武藤選手は「全てスーパー(ゴール)」とした上で、32節のアウェー浦和戦での決勝ゴールを挙げました。 この試合は1-1の同点のまま後半アディショナルタイムに突入。そして浦和のセットプレーでの攻撃。GK西川周作選手も上げて勝ち越しゴールを狙う中、神戸はGK前川黛也がボールをつかみすぐさまカウンターで前線の大迫選手にボールを送ります。浦和のゴールは空いていたものの、前には2人のディフェンダー。さらにハーフライン近くで受けた大迫選手とゴールには、かなりの距離を残していました。 この状況に武藤選手は「あれ、メチャクチャ難しいじゃないですか。とんでもなく緊張しますよね。『いや……これチャンス来ちゃった』という人は思うんですよ」と同じFWとして難しい場面だったと話します。決めたら勝利が決定的になる状況の中、大迫選手は、正確なコントロールでシュートを放ち、決勝ゴール。チームに勝利をもたらしました。 武藤選手は「僕、あのゴールでサコくんのところ走って行ったとき泣いてましたよ。試合中ですけど泣いてたんです。最近涙もろくて、勝手に出ちゃうんですよね」と、興奮気味に振り返りました。
一方で大迫選手はパスを受けた場面を「そんなに考えてなかったですね。力を抜くことを常に意識していて、力を抜くことで動きがスムーズになるので、冷静に。本当にボールにみんなの気持ちが乗り移ったかな」と、平常心が秘けつだったことを明かしています。